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漁師の”マルベントウ” 遭難したら浮きに使えるって本当?


氷見の漁師が使う特別な弁当箱がある。「マルベントウ」と呼ばれる檜で作られた直径30センチ近くある曲げわっぱだ。

なんでこんなに大きいのか!? それは、ご飯を入れるためだけでなく、なんと遭難したとき”浮き”になるというのだ!

いやいや〜、、、いくら木で作った大きい弁当箱だからといっても、浮くのだろうか???

漁業交流館 魚々座には、氷見の海の文化を沈黙しながら醸し出している漁具がずら〜っと並んでいる。その中に堂々と鎮座するマルベントウをみながら、誰しもが本当に浮くのか疑っていた。

一度、浮かせてみたい! そうして、ある夏の日、マルベントウを手に海にでた!

 

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マルベントウは、もちろん弁当箱としても優れている。1段目にはご飯をいれ(二食分は入ると思われる)、二段目には平たい茶碗をセットする。その茶碗は氷見では「チャンバチ(茶碗鉢)」と呼ばれ、カブス汁(漁で捕った魚を使ったみそ汁)を飲むためのものだ。

そしてご飯を食べ終わったら、漁の分け前のカブス(カブス汁の具となった魚達)をマルベントウに入れて、家へ持って帰るのだ。それを、子ども達は楽しみにしていたという。

今では、このマルベントウを使っている漁師は少ない。でも、マルベントウにつめられたご飯、檜の香りがして美味しかったし、漁師は使わなくなったって、夏はこれをもってマルベントウピクニックもいいよね〜って思う。