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氷見海中映像アーカイブvol.1 「氷見の海にエントリー」


みなさんは海の底ってみたことありますか?

もしかしたらテレビなどでとっても綺麗な海底や魚たちを目にしたことはあると思います。でも…毎日車で通りすぎている海沿いの海岸、釣り人が集まる港など私たちの日常にある当たり前の海の底ってあんまり関心がなかったりしませんか?

2015年9月23日

魚々座で「氷見海中映像アーカイブ報告会」を開催しました。

これは東京海洋大学の「素潜りサークル」の皆さんとの共同企画です。シルバーウィークの期間中に氷見の海の中を記録しその面白さを共有しようという目的で氷見市小杉、泊の海岸、果ては定置網の中に潜って映像を撮影してきました。今回はそのイベントの様子と実際に撮影した記録を交えながら、氷見の海の底の面白さをお伝えしたいと思います。


氷見海中映像アーカイブ報告会「素潜りについて」

 

さざさむねいる-01

左座:氷見市地域おこし協力隊左座進介と申します。海洋大学には「素潜りサークル」というちょっと変わったサークルがあります。以前その仲間が氷見へ遊びにきたときに「定置網」のなかをもぐってみたいとむちゃくちゃなことをいっていまして。でも氷見にいる映像作家と掛け合わせたらおもしろいとになると思いこの企画をスタートしました。では潜った3名の方に簡単に自己紹介をしてもらいましょう。

  

うちぼりさむねいる_01

内堀:東京海洋大学大学院修士2年の内堀 湧太と申します。素潜りサークルの一員として6年間全国各地の島だったり海に行って潜ってきました。研究ではイカ釣り漁船のライトの研究をしています。

いちかわさむね_01

市川:東京海洋大学を卒業して、神奈川県の水産高校の教員をしている市川愛といいます。大学に入る前から水産高校の教員になりたくて大学に進み、専門は教育とマリンスポーツを活かした教育を主に研究していました。

みやおさむねいる_01

宮尾:去年東京海洋大学の大学院を卒業していまはサラリーマンをしています。宮尾と申します。私も素潜りサークルに所属していまして東京の海に潜っていました。    

さざさむねいる-01

左座:それではですね。さっそく映像のほうに入っていきたいとおもいますので、ここから先は映像を編集してくれた釜石くんが進行していますのでよろしくお願いします。

かまいしさむねいる_01-01釜石:改めまして、地域おこし協力隊の釜石と申します。ここにいる何名かはすでに氷見に何度かきてくれていて、しかも今回は潜ってくれるとのことだったので僕もシルバーウィークの一週間ほぼずっと一緒にいて全力で撮影し今日の報告会にむけて編集してきました。

 

 

釜石:では、映像のほうをみていきたいと思いますが。まず、今日一番最初にみなさんにお伝えしておきたいのが、今日は3人のトークがメインです。なので映像をみながら潜った皆さんの話をを中心に今回は楽しんでいただけたらなと思います。

すもぐりについて.Still002

釜石:そもそも素潜りってすごく身軽で、このウェットスーツのみの軽装備で潜るような感じです。ここに写ってるのが全部の装備なんですよね?

内堀:そうです。

すもぐりについて.Still003

釜石:いまつけてるのは、ウェイトですか?

内堀:はい。重りです。ウェットスーツをきてしまうと浮力が働いて浮いてしまうので、それをマイナス、無しにするために重りを腰に巻いて潜っています。

釜石:ちなみにさっきのは何キロくらいなんですか?

市川:いまのは3kgくらいで、軽めなものです。もうすこし重いものを使う人もいると思います

釜石:海に入ることを変わった言い方してましたよね。

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内堀:はい海に入ることを「エントリー」といいます。

釜石:「エントリー」かっこいいですね。この映像は9月20日の午前中、氷見市の小杉漁港のテトラポットあたりから「エントリー」しました。いよいよ水中の映像に入りますよ。まずはさっきもちらっと言った、素潜りの身軽さというものがわかるスピード感のある映像をご用意しました。これは市川さんの撮影した映像です。

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市川:私はダイビングもやるんですけど、ダイビングはあわせて大体10kgくらいの機材を担いでるんです。でも素潜りだとウェイトが重いくらいでスイスイ泳げます。そういうところを知ってもらいたいな思って撮影しました。これは息が上がるような感じではなく、バタ足でスイスイ泳ぐようなそんなイメージです。それでこのくらいのスピードがでます。

釜石:すごい迫力のある映像ですよね。パルクールみたい。いま映ってるのは漁礁ですか?

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市川:ダイビングだとこういうところはのぞく程度なんですけど素潜りだと入っていけるので。中はどういうふうになっているのかを伝えたくて、試しに入ってみました笑

釜石:漁礁の間はどのくらいのスペースがあったんですか?

市川:だいたい50cm無いくらいです。生身みたいな感覚で潜っているので。あとウェットスーツをつけていると素肌が保護されるので多少(漁礁などに)ガシガシあたっても全然大丈夫なんです。なので50cmないくらいのすきまにもはいっていけます。

釜石:ぼくは陸で50cmのすきまを匍匐前進しようともおもわないですけどね

宮尾:水中でひっかかったら怖いですよね

釜石:ひえー。

釜石:今回は皆さんにただ潜ってもらうだけだではなく、カメラを持ったりつけてもらいながら潜ってもらいました。なので普通に潜るよりも難易度が高かったんじゃないかなと思うんです。ぼくも色々と注文したし。水中でカメラ動かさないでとまってくださいとか。あれ? これは…カメラ落ちてますよね?

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宮尾:この時自分は、魚をおいかけてて魚が映ってるぞーみたいなつもりで撮影しているんですけど…カメラが頭から落ちてますね。

釜石:これは、たまたまぼくが岸から撮影した「無い無い!」ってやってるところの様子です。

すもぐりについて_Still004

宮尾:そうなんですよ、みんなに言っても二人は反応が無くて!必死に探しましたよ。

釜石:でも、ウエットスーツ着てるから感覚はあんまりわからないんですよね。あれ?宮尾さんまた落としてませんか?

宮尾:そうですね、こりないですね。しかもこの時はいい感じのウミウシがいて、岩場にずーっと頭をむけて、カメラもむけているつもりだったんですけど。カメラは(落として)無かったので。ただ岩場にひっついてた変な人でしたね。でもちゃんと拾って、ウミウシも撮りましたよ!

すもぐりについて_Still005

釜石:ちなみにこのイベント前日は、潜ってくれた皆さんは自由に観光してもらったんですけど。それでも潜りにいったみたいで。潜りジャンキーですよね。

宮尾:カメラ持たなくていいから楽でした

釜石:皆さん何に駆り立てられて潜るんですか?魅力は?

内堀:同じ場所の海でも、潜る日によってそこにいる生き物だったり海の様子が全く違うところが一番の面白味で。やっぱり生き物を探しにいくというところがぼくの中では一番重きをおいているところですね。

釜石:なるほど。というわけで、次はいよいよ氷見の海にいる生き物の映像をご覧いただきたいと思います。


こちらから当日様子と海中映像のノーカットverがご覧いただけます。

sumoguri_vimeo from Kamaishi Takuma on Vimeo.
次回は氷見の海に生息している生き物についてお届けしたいと思います。乞うご期待!

この映像は漁業の指導、協力のものと撮影を行っています。