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氷見海中映像アーカイブvol.2 「氷見の海のさかなたち」


今回は氷見の海に生きる様々な生き物をご紹介します。一口に生き物を撮影するといっても、実は目に見せない駆け引きが行われているみたいなんです。ちょっと信じられないですが、魚とコミュニケートできるひとたちって本当にいるんですよ!第一次産業に従事されている方たちは自然と共に生きるお手本みたいなものですが、もしかしたらそんな片鱗も感じられるかもしれません。

この記事は2015年9月23日に魚々座で開催された「氷見海中映像アーカイブ報告会」のイベントレポートvol.2です。

イベントレポートvo.1はこちらから。


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釜石:というわけで、いよいよ氷見の海にいる生き物の映像をご覧いただきたいと思います。

 

 

 

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市川:これは私の撮影した映像です。真ん中のあたりに魚がいるのが見えると思うのですが、これは氷見でも食べられている「ウマヅラハギ」という魚です。まだ小さめの幼魚に近いような個体です。この魚はすごく好奇心旺盛で人間から逃げるような個体ではないんです。なのですこし距離を詰めました。それでも逃げなかったので、ちょっかいを出してみようかな〜と。その時の映像です。

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釜石:魚にちょっかいをだす…!?

市川:はい。向こうは全然逃げていかずに、私をを横目でチラチラみていたので、ちょっと手を出して呼んでみようかなあと。今近づいてきましたね。

釜石:えっ?これは魚を操ってるんですか???

市川:まあ本人が興味を示してくれたというか。たぶんカメラに気がついたのかなーと思います。 


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宮尾:これもさっきのウマヅラハギと一緒でこちらに興味は持ってますね。この「クロダイ」はウマヅラハギよりは逃げやすい個体なので、まだ潜らずにタイミングをうかがっている状態です。あっちが警戒している時に近づいてしまうと、そのまま見えないところまで泳いでいってしまうので、今は近づいてくれるタイミングを計っています。

釜石:うーん?タイミングはどうやって計るんですか?

宮尾:なんとなくですね。向こうが逃げ腰じゃないなというふうになるまでですかね。

釜石:ぜんぜんわからないです…

宮尾:今いけそうだなとおもって今はフィンや体を動かさないように潜ってます。

釜石:すごい、目の前にいるじゃないですか!

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宮尾:まあ、こいつがちょっとのんびりしすぎてるのかもしれないですけど

釜石:これ大きさはどのくらいでしたか?

宮尾:40cmくらいですかね。


釜石:こちらの映像はすごい魚群ですね。これよく南の島で見るやつじゃないですか!

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内堀:そうですね。この真ん中にいるカラフルな黄色と黒の「カゴカギダイ」という魚です。基本的には暖かい海に住んでいて、暖流という暖かい流れに乗って富山湾までやってきた魚ですね。

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内堀:今度は漁礁の穴のなかに注目してください。ちょっと暗いんですが…

釜石:いまシルエットが映りましたよ!

内堀:「コブダイ」です。全長は80cm以上ありました。こちらは名の通り頭にコブがついているからコブダイ。オスはコブが発達してあのように大きくなり、コブがあまりない方がメスになります。実はこの魚、もともと小さい時は全部がメスです。メスなんですが体長が約50cmを越えると、性転換してオスになりハーレムを組んで生活するという魚です。おそらく先ほどの漁礁の中はカップルの部屋だったんだろうなと。自分がお邪魔してしまいましたね笑

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釜石:ハーレム…!ハーレムは学術用語なんですか?

内堀:どうだろう、ちょっとわかんないです笑


釜石:さて。じつはこの画面の中に生き物が潜んでいるんですが…わかった人いますか?あ、市長!なにか言いましたか?

氷見市長:アンコウのちっちゃいやつ?

釜石:…。もう一回みてみましょう!この中に映ってますよ。我こそはというかた!

uchibori005会場:ひらめ!

釜石:ブー。

会場:タコ!

釜石:正解です!一瞬だったのでむずかしかったですね。

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釜石:こっちはかわいいですね〜。

内堀:こちらの斜め45度上を向いているのが「メバル」という魚で、煮付けとかにしても美味しい魚です。後ろの方に映っている小さい小魚をパクッと食べて生活している魚です。

釜石:じゃあ、ご飯をねらっているということですね。

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内堀:そうですね。ちなみに海藻の間を何匹も泳いでいました。

釜石:こういう映像を見ていると海洋大生はお腹空いてくるんですか?笑

内堀:美味しい魚ばっかりに目がいってしまいます!

釜石:あはは…。次は美味しい魚ではないけどちょっと不思議な海の生き物をご紹介しますよ。


次回へつづきます