カブストップ改正

ギィーギィー櫓をならし 大型和船が海に漕ぎ出す


2015年10月11日

アートプロジェクトで復活した大型和船「テント船」の進水式が40年ぶりに行われた。

3月に完成し、それまで魚々座の中に展示されていたテント船は、外に運び出され、秋の光の中きらめいていた。

船を造船した船大工の番匠さんはじめ、沢山の人が、この大型の木造船が海に入ることを心待ちにしていた!


 

tento from on Vimeo.

テント船は、三丁櫓(3本の櫓)と2本の櫂でゆっくりと漕ぎ出した。

グイッ、グイッ!

船は力強く進む!!

想像よりも速く力強い動きに、歓声が起こった。

「オモカジー」船頭が大きな声で合図すると、こぎ手は、息を合わせて櫓をこぐ。そして、櫂は船のバランスを探りながら舵をとる。
「想像していたことを超えている」この感覚はアートプロジェクトに関わるようになってから、たびたび感じる。頭で考えていたことが、知識としての情報でしかないこと、体感することと隔たりがあることをよく感じる。

大型の船を海で操っている写真は、これまでに何度も見たことがあったし、陸でテント船にも乗っていた。だから、なんとなく、自分が大型和船を海で乗るイメージはあった。でも実際それを目の当たりにしたら、その動き方に気持ちは高ぶるし、乗ると風を切るスピードと櫓でギィーギィー音をたてながら進む体感にドキドキする。

木造和船がいま必要?

なぜ新しく作るのかといえば、氷見の海の文化には欠かせない物だだから残したいのとはちょっと違うと思う。この、体感から生まれる何とも言えない価値、それで何かを生み出したい。それがどんな方法なのか、それを探っていけたらと思う。