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靴屋の愛 魚の革づくり奮闘記 vol.4


(前回はこちら
魚の剥製作りをしている松本さんから教わった方法を試すのに再びみんなに集まってもらう事になったのだが、その前に素敵な出会いがあった。


ヒミングのお手伝いをしている大学院生のゆづきちゃんから、魚の革と漆で何か作りたい後輩がいるらしく、魚の革を作っているという情報をもらったのだ。ゆづきちゃんの直接の後輩ではないらしく詳しくは分からないようで、でも魚の革を作ろうとしている事は確かなようだ。
こんな近くに!しかも同じタイミングで同じ事をしている子がいるとは!
ぜひ会いたい、会わなければ!
「ゆづきちゃん、ぜひ紹介してー!というか魚々座に来ないかなー。」
「わかりました!そう伝えておきますね。」
うああ!どんな子かな~、どこまで革として鞣せてるのかな~

 

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模様がとても綺麗な魚達 こんな革ができるといいな

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数日後。。。

「はじめまして野口です、芸術学部で漆を専攻しています。」

「あなたが噂の!キャー会いたかったがいぜー。」

 

野口君は富山大学芸術学部の4年生、魚の革に漆が使える事を知り、革に漆をしたらどうなるだろうと考え、それを卒業制作にしたくて魚の皮を鞣しているそうだ。その野口君、実家が香川のお寺、そう将来はお坊さん。幼い頃はお坊さんになりたくなくて、それが美術好きから工芸高校に、そこで漆と出会い今の大学に進学、今は色々勉強してお坊さんになろうと決意したそうだ。漆のできるお坊さん、ユニークだな~!

「これ見てください!」

野口君のリュックからなにやら巻物が。昆布!?くるくると巻かれたそれは、なんと穴子の皮!!ざっと1メートルはありそうだ。野口君、穴子を鞣すとは!!すごい!初心者がこんな大物からチャレンジするなんて!

むむ、匂うぞ、この皮も私達の皮と同じ匂いがする。しかも脂でべとべと、質感はバリバリ。。。聞いてみると野口君も私が見ていたネットのブログを見て作ったそうだ。

「一緒に実験しよう!」

そう誘うと快くO.Kしてくれた。野口君の卒業制作まで残り9ヶ月(汗)間に合うのか!?

 

昆布!!??

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野口くんと穴子。長い!!

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あいちゃんの魚の革づくり奮闘記は続く。