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氷見の魚を捌く〜6歳息子の初めて記念日


カブス読者の皆さま、はじめまして。金子キノコと申します。まずは軽く自己紹介から失礼いたします。

約5年前に静岡から氷見に嫁ぎ、現在は6歳と4歳の男児の母であります。若かりし頃はクリエイターに憧れていた私ですが、気が付けば子育てという何よりもクリエイティブな事に没頭している日々を過ごしています。

 

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私にとって氷見は『移住した土地』でありますが、息子達にとっては『生まれ育った土地』になります。

 

大人になれば生きる場所は変わるかもしれない息子達。

その時に『僕の故郷氷見は良い所だ』と思ってくれたら素敵だなーと単純に思う訳であります。(思春期はオラこんな村イヤだぁになるとは思いますが)

 

親の私は息子達に出来る限り氷見の魅力に触れてほしいと常々思っていて、今回の企画テーマ『魚をより身近なものにする』を考えました。

 

息子達は魚料理が大好き。刺身も焼き魚も煮魚も何でも大好きです。

喜んで魚を食べてくれる姿は、多種多様な美味しい魚が手に入る『魚のまち氷見』に住んで良かったと思える瞬間です。

 

『そんなに魚が好きなら、魚さばいてみる?』という私の一言から始まった今回の企画。

6歳の長男は『やるやるー!』と軽く承諾してくれて、魚をより身近なものにする魚さばき体験がスタートしました。

 

11月某日。

氷見市北大町にある興市郎鮮魚店(与一郎鮮魚店)に息子達を連れて行きました。

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魚屋さんに気になる魚の名前を丁寧に教えていただき、自分で食べたい魚を購入します。

 

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さて!帰ってさばくぞ!と言いたい所ですが、恥ずかしながら母である私は魚さばきが得意ではありません。
刺身を作ろうとしても、不恰好になり結局なめろうに変更され食卓に登場した事が幾度となくあります。

 

そこで今回は、我らが『お魚お兄さん』こと左座さんに全面協力していただきました。

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息子達も、『魚の事なら左座さん』と言った感じで絶大なる信頼をおいております

 

まず息子が1番最初に選んだ魚は鰤の幼魚『フクラギ』(氷見っぽさが出てるね〜息子ナイスセレクト!)

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いざ取り掛かろうとした所、「ヌルヌルする…」とテンションが下がり始めなかなか触れる事が出来ません。
彼の1番初めの難関は『ぬめり』でした。

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左座さんにウロコ取りすればヌルヌルも少なくなると教えてもらい、まずはウロコ取りに挑戦。

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息子、顔が引きつってます。

 

 

次に左座さんに、背ビレ、尾ビレなどの魚の各部位を教えてもらいます。

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【ここから先、内臓系の写真も登場しますので苦手な方はご注意を!】

そして私が苦手とする部位『エラ』の紹介です。

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本当は逃げ出したくなるぐらい苦手な部位ですが、ここで私が騒ぎ出したら息子まで影響されて嫌いになりかねないので心の中で絶叫していました。
息子の反応は『うげぇ〜きもい〜』と素直な反応でしたが、案外軽めのキモい発言で母より強かったです。

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各部位の説明を聞いたら、いよいよ包丁を使いさばいていきます。
とにかく危なっかしい包丁さばきですが、左座さんの指導のもと魚に入刀です。

 

 

ちなみに今回息子が使用した包丁は100均で買った万能包丁です。

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どんどんさばいて行き(8割左座さん作業)内臓を取り出します。

 

 

切ると魚から血が出てくると「早く洗おうよー!早く流そうよー!」と大騒ぎ。
血の海と化したまな板を見るのも初体験なんです。

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フクラギから取り出したものがこちら。

 

左からエラ(恐怖の塊)、肝臓、心臓、そして右2つはフクラギの胃の中から出てきた小魚です。

「こんな小さな魚食べているんだねー。」と興味津々です。

 

ここで息子からのビックリ発言。

 

「心臓がハートの形じゃない!」

 

この発言には思わず驚きましたが、テレビや絵本の世界では心臓はハートの形で描かれていて心臓を生で見る事が初めてだった息子には、衝撃的発見だったようです。

 

勇気を出してエラや内臓部分も触ってみます。
「やわらかい…気持ち悪い…」という素直な反応をいただきました。

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無事に三枚おろしになりました。
「みた事あるー!」と見慣れた魚の姿がやっとここで登場です。

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骨の部分を左座さんが綺麗に削ぎ落としてくれて、ここから本人のリクエストで刺身にします。

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危なっかしい包丁さばきですが、ここまでくると大好きな刺身が目の前にあり息子はノリノリです。

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母は監督のように見守っていますが、母が言える唯一のアドバイスは「左手は猫の手ー!」だけでした。

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豪快に盛り付けてフクラギの刺身の完成!

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血の海と化したまな板を見て早々離脱した4歳の弟と一緒にいただきまーす!
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美味しい美味しいと言いながら、物凄い勢いで食べます。
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自分で選んで買い、さばいた刺身は今まで食べた刺身の中で1番美味しく、今までで1番魚と距離が近いものになったと思います。

 

息子が選んだ魚はフクラギの他にもありましたが、初体験のフクラギさばきを終えたらお疲れモードでしたので、今回はフクラギさばきのみとなりました。

よく頑張りました。

 

他の魚は大人達が調理をして、みんなで美味しくいただきました。

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6歳の息子の、魚さばき初体験。
ケガをしたらどうしよう、これがきっかけで魚嫌いになったらどうしようと不安も沢山ありましたが、自分でさばいたフクラギを頬張る幸せそうな顔を見たら大成功だったなと確信しました。

食育と言ったら大袈裟になるかもしれませんが、息子にとって決して無駄な体験ではなかったと母は思います。

氷見には魚屋さんが沢山存在していて、そこには氷見産の色んな種類の魚がある。
その中で食べたい魚を自分で選び、触れて、食す。

 

氷見での暮らしは、魚と暮らす事。
そんな風にこれからも子ども達と一緒に魚を身近に感じていけたらと思います。

 

最後に、子どもが魚屋さんに入りやすい様に優しく挨拶をしてくださり親切に魚の名前を教えてくれた興市郎鮮魚店の方。

子どもの興味を引き出すように丁寧に説明指導してくれた左座さん。
撮影してくれた笹倉さん。

そして氷見のフクラギさん。

ご協力ありがとうございました。

 

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さて、今晩はどんな魚を食べようかな。